いつでもぱちぱち☆そろばん日記

ぐるーぷ珠希&ぱちぱちくらぶのそろばん授業の記録

そろばんについて

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ここで新しいそろばんの購入が続いています。当教室では低学年が多いので、幼児はお金の絵が描いてある朝日プリント社の「ミニそろばん」をまずは使用。かなりボロボロになるまで使い込みます。幼児で「ぱちぱちらんど1」終了した生徒と、小1・2から入会する生徒は、基本的に13桁のプラスチックそろばんになります。13桁そろばんは、上級生から見ると短いそろばんなのですが、幼児クラスでミニそろばんから進化する際には回りから「おお~!」と、うらやましそうな声が上がり、「早くあのそろばんになりたい!」とみんなの憧れ。小学生になると学童から直接教室に来る生徒達もいるので、短いそろばんの方が荷物が軽くて良い面もあります。

ただ、やはり級が上がると、どうしてもプラスチックそろばんは軽いので、早い動きだと玉が崩れがち。なので、7・8級までで本格的な23桁そろばんに切り替えてもらいます。(高学年や希望者は最初からでもOK)当教室では、さらにスピードアップするように、買い替えではワンタッチそろばんをすすめています。ボタンを押せばご破算(ゼロになる)となるので、制限時間内に計算を終えるためには有利。そろばん玉にもランクがあって、やはり良いそろばんは動きも軽やかで良いし、自分の弾いたところでピタッと止まります。
最近はインターネットでも、そろばんが販売され、中にはびっくりするほど安く手に入るワンタッチそろばんもありますが、あまりおすすめはしません。そろばん自体が歪んでいて机の上でカタカタと音がしたり、弾いていても玉がぶれてしまって数字を読み間違えたり、といった事例も多いです。恐らく海外で作られたものなのか、やはり一流の熟練職人さんが作ったものとは、大きな差があります。この差が結局、計算の正確さにもつながるので道具は大切ですよ。
教室ではきちんと製作者の名前が刻印された、質の良いそろばんを取り扱うようにしています。最近、職人さんも減ってきており、その分どうしても金額は高くなりますが、壊れた際のアフターケアもあり、大切に使えば十数年も使える道具です。インターネットで購入する際にも、ある程度の値段はするものが良いでしょう。

新しいそろばんを初めて使う時のワクワクドキドキな気持ちを忘れずに、大切な計算のパートナーとして長く使ってほしいと思います。そろばんは水分やホコリに弱いので、天候が悪い日は濡らさないように気を付けて、きちんとケースにしまって運びましょう。