いつでもぱちぱち☆そろばん日記

ぐるーぷ珠希&ぱちぱちくらぶのそろばん授業の記録

東日本大震災から6年

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3月11日、東日本大震災の発生から6年目を迎えました。6年前の地震津波で犠牲者となった方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、今もまだ避難生活をされている方々にお見舞い申し上げます。

11日の地震発生時間に合わせて追悼の防災サイレンが鳴りました。教室ではちょうど土曜日クラスが始まった時間でうっかり暗算を計ってしまい、どうしようか迷いましたが、生徒たちから「先生、黙とうだよね?」「しなくていいの?」と声が上がりました。ちゃんと子供達の心にも、大震災への思いは受け止められているのだな、と思いました。
低学年はまだあまり記憶はないようですが、小学5・6年生の生徒は、当時電車が止まって歩いたり、計画停電があったことをはっきり覚えているようです。

被災地に比べれば苦労とは言えないことですが、教室の授業にも震災による影響でかなり混乱しました。何より電力不足で電気の大切さが身にしみましたね。

【2011年3月13日のブログより】
明日から関東では輪番での停電も始まります。自分達に出来ることは多くはありませんが、何日も暗く寒い夜を過ごし、私たちよりも電力をもっともっと必要としている被災地の方に、少しでも役立つことなら協力いたします。「お茶の間」(当時の教室のこと)の生徒のみなさんも不自由でも、しばらくの間我慢して頑張りましょう。1日も早く日本中が元通りに復活出来ますように。

 
計画停電に合わせて授業時間を変更したり、急な停電に備えて充電式のサーチライトも準備しました。(これもなかなか在庫がなくてようやく手に入れました)ろうそくの明かりで採点や事務作業をした日もあります。ガソリン不足や電車の運休で出席出来ない生徒もいましたね。
 

【2011年3月27日のブログより】
大震災から2週間、これまで経験したことのないこの国の状況に、大人も子供たちも直面しており、いつもの新年度を迎える弾んだ心にはなりきれていないのかもしれません。
計画停電で暗い夜をろうそくや懐中電灯で過ごしたり、ガソリン不足でいつもの交通手段が使えなかったり・・・被災地の現状には遠く及ばなくても、そんな不自由からこれまでの恵まれた生活に感謝することは、いつかみんなの心の糧になるのかもしれないと思います。懐かしく思い出せる日がいつか訪れますように。そして、テレビなどから伝わる被災地はまだまだ寒さも厳しい冬の様子ですが、1日も早く春の希望が芽生えますように祈っております。

現在の不自由ない生活に慣れると、ついこんな気持ちを忘れてしまいそうですが、当たり前に授業や生活が出来ることを再確認した日になりました。
まだ復興が進まない被災地にも今年こそきっと「希望の春」が訪れますようにと願っています。